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【成城五丁目猪俣庭園】〜其の弐、名は猪俣氏でも主役は吉田氏

旧邸の一般公開の時のネーミングは最後の所有者の名前を冠していることがほとんどです。寄贈や委託をしてくれた方への感謝の意味合いがあると思います。良いものや価値のあるものでも維持管理が大変になってきたり、代替わりの相続税とかいろいろな理由があると思います。ここは庭園よりもお邸が観光スポットのように思えるのに名前は庭園ですし、名前は猪俣氏ですが建築家の吉田五十八氏の方が目立っています。面白いなと。5月中...

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【成城・玉川小庭園めぐり】〜猪脵邸、山田邸、小坂邸

地元沿線の小さなスポットをめぐってみました。小田急線の『成城学園前駅』から東急線の『二子玉川駅』までの、直線距離なら約5〜6キロのゾーンです。このエリアには未踏で、1日みっちりかけて周り込んでも足りないほど小さなスポットがひしめいています。今日はその中から半日、4時間半で和館2棟、洋館1棟、+スィーツタイムを歩きました。画像は『猪俣庭園』を応接間から見たところです。【猪俣庭園】正式には『成城五丁目猪股庭...

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【池上梅園】〜其の弐、おもむきのある茶室と和室が三軒

其の壱では美しい梅でしたが、其の弐はお茶屋です。1年前の訪問では建物を見た記憶はあるものの、全然印象に残っていませんでした。梅と同じくらい建物も面白かったです。建物を楽しむ感覚を育ててくださったのは、興味深い視点を提示するブロガーさんの記事だと思います。ホントに感謝です。【和室(旧西田邸)】旧西田邸というのは、帰宅してから調べました。園内では『和室』という表記しか見つけられませんでした。何となく素...

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【一条恵観山荘】〜其の弐、寝殿造りの山荘見学

武士と禅宗の香り高い鎌倉で、公家と京都にルーツを持つ『一条恵観山荘』は異色の甘やかなオーラがあります。5回目の訪問にして初の山荘見学です。なかなかスケジュールが合わなかったのですがやっと見られて嬉しいです。ガイド役に狂言師の川野誠一さん。今回の収穫のひとつは、和建築の用語『寝殿造り』を覚えはじめられたことです。詳しいことを味わうだけの予備知識がまだまだなので、いずれまた来るつもりで、俯瞰で味わうつ...

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【旧朝倉家住宅】〜書院がいろいろ!

書院が3種類も見られます。ただ今和建築の目慣らし強化中です。最近やっと『書院』が見分けられるようになってきました。目が鑑賞になじんでくると、多分シンプルで質のいいものが好きになると思いますが、今のところは天袋に絵が描いてあるとか、書院の小さな欄間の透かし彫りが珍しいとかそういうことが面白くてたまりません。【1階 応接】付書院ってだいたい地袋や違い棚のある側にあるので、床の間の横に付いているのが今まで...